「稼がせます」の正体

コンテンツビジネス

私が、初めて触れたネットビジネスは、コンテンツビジネスでした。

「誰でも、これまでの経験をコンテンツにすることができます」
「コンテンツを作成して、お客様に商品として販売しましょう」

誰でもコンテンツを商品にできると言っても、
作成して販売するまでには
いろいろなノウハウやテクニックが必要でした。

そして、
その時点で、既にコンテンツビジネスの方法
を商品にしている人は、
たくさんいました。

SNS上で露出の多い人
一日に何度も発信している人
そんな体力がある人が多少なりとも収入を得ていたようです。

ちょっと見ただけでは、
私のような中高年の方で成功している方はいなかったように思います。
学べば学ぶほど、どんどん不安になっていきました。

いつまでも見えない終わり

コンテンツの作り方や、販売までのノウハウについての商品は、
これまでいくつも見てきました。
毎回新たに期待して、
同じような商品をいくつも購入していました。

私も、自身の商品は作ってみましたが、
販売しようとは思えませんでした。
自信が持てなかったのです。

私が提供しなくても、
他に同じような商品を販売している人は
沢山いました。
自分の商品など、その中に埋もれてしまいます。

いつか自分の停滞状況を救ってくれる人や商品が現れるかもしれない。
そんな淡い期待を持ち続け、自分の外側に期待するようになっていきました。
こんなことでは成功などできるわけがない。
と、今ならはっきりとわかります。
でも、その時は全く分かりませんでした。

 不安な気持ちをかき消すように、
コンテンツビジネスに関連するようなノウハウやテクニックを
次々と購入するようになっていきました。

でも、
いつまでたっても自分が商品を作成する理由は見つかりませんでした。
自分の悩みが解決できないのですから、
お客様の悩みを解決できるはずがありません。

何をやっても、
「自信が持てない」という壁が立ちはだかり、
その先へと進むことはできなかったのです。

終わりが見えないという状態でした。

いつまでたっても稼げない理由

「あなたを稼ぐことができる状態にしますよ」

と言って、
コンテンツビジネスについて商品を作成して販売している人は、
結局、
そのコンテンツを私たちに販売することで収入を得ているのです。

購入してくれるお客様を、
どんどん開拓していく必要がありました。

新しい商品も、いくつも作る必要がありました。

私がそのコンテンツを学ぶという事は、
私も同じようなことで稼いでいくという事です。
でも、同じ方法で収入を得られるとは思えませんでした。

言葉では「限定販売」と言って販売していましたが、
その商品は、どう考えても一度に多くの人に販売されていました。
購入した人たちで競争させられるのがオチです。

狭いところで、同じような商品が売られている状態だったのです。

コンテンツのタイトルを変えたり、
より刺激的なタイトルをつけて販売数を増やそうとしていました。

コンテンツビジネスで必要なテクニックに関する周辺商品もたくさんありました。

ライティング
マーケティング
SNS運用術
動画編集
などなど…。

これがあれば不安を解消できるのではないか。
期待をしてまた購入…の繰り返し。

私たちは、
ネットビジネスでの成功を夢見せられて、
同じところをぐるぐると回っていたのです。

販売者からは、
買った商品をアフィリエイトするように勧められることもありました。

「少しでもあなたの収入が増えるよう、応援していますよ」
と言っているかのようでした。



最終的に分かったことは、

「あなたを稼がせますよ」

というのは表面上の言葉で、
その本心は、

「あなたを使って、私が稼ぎますよ」

だったのです。

それに気づくまで、
時間もお金も無駄にしてしまいました。

ネットビジネスは、泡のような夢物語なのではないだろうか、
と思うようになっていきました。
松田様に出会うまでは。

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